馬鹿も一芸
読み方
ばか も いちげい意味
どんなに愚かに見える人でも、何か一つくらいは人に勝る得意な技能や長所を持っている、という意味。人を一面的に見て見下してはいけないという含みで用いられることもある。由来
はっきりした出典や成立年は不明である。「馬鹿」と見なされる人であっても一つの芸・技能を持つことがある、という民間の経験則から生まれたことわざと考えられる。近世以降のことわざ・俗諺として定着した表現である。備考
「馬鹿」は相手を傷つけるおそれのある語であるため、本人に直接向けたり、評価の場で使ったりするのは避けるのが無難。自分をへりくだって言う場合にも用いられる。例文
- 彼は計算は苦手だが、機械の修理だけは抜群にうまい。まさに馬鹿も一芸だ。
- 人をすぐに役立たずと決めつけるな。馬鹿も一芸というように、意外な才能があるかもしれない。
- 普段はおっちょこちょいな弟だが、絵を描かせれば見事なものだ。馬鹿も一芸とはこのことだ。
- 彼女は勉強にはあまり関心がないが、料理の腕前はプロ級で、馬鹿も一芸という言葉を思い出した。
- 新人の不得意な点ばかりを責めず、馬鹿も一芸の精神で、その人の得意分野を探してみよう。
類義語
- 一芸に秀でる
- 一芸は道に通ずる
- 能ある鷹は爪を隠す