ことわざ辞典

馴れぬ手は怪我のもと

読み方

なれぬ て は けが の もと

意味

慣れていない作業を、不慣れな手つきのまま行うと、失敗したりけがをしたりしやすいということ。経験のない仕事や道具を扱う際には、急がず十分に注意し、必要なら経験者の指導を受けるべきだという戒め。

由来

成立時期や初出は明確ではない。日常の作業、農作業、職人仕事などでは、不慣れな人が刃物や道具を扱ってけがをする危険があったため、その生活上の経験則から生まれたことわざと考えられる。「馴れぬ」は「慣れない」のやや古風な言い方である。

備考

主に、工具・刃物・機械・運転など危険を伴う作業について用いる。比喩的に、不慣れな仕事での失敗を戒める表現としても使う。「慣れぬ手はけがのもと」とひらがなで書かれることも多い。

例文

  • 初めて電動工具を使うなら、馴れぬ手は怪我のもとというから、説明書をよく読んでから始めよう。
  • 包丁を持ち始めた子どもには、馴れぬ手は怪我のもとだと教え、必ず大人がそばについた。
  • 慣れない高所作業を一人で行うのは危ない。馴れぬ手は怪我のもとと言うので、経験者に頼もう。
  • 新人だから遅くても仕方がない。馴れぬ手は怪我のもとだから、焦らず基本を身につけてほしい。
  • 彼は早く作業を終えようとして指を切った。まさに馴れぬ手は怪我のもとだ。

類義語

  • 不慣れは事故のもと
  • 慣れない仕事は失敗のもと
  • 初心者は用心せよ

対義語