ことわざ辞典

鬼が出るか蛇が出るか

読み方

おに が でる か じゃ が でる か

意味

この先にどのような事態や結果が待ち受けているのか、まったく予測できないことのたとえ。特に、危険な出来事や意外な展開が起こりそうで、不安や緊張を伴って成り行きを見守る場面で用いる。

由来

「鬼」と「蛇」は、いずれも昔から恐ろしいもの、不気味なものの象徴とされてきた。そのどちらが現れるか分からない、という表現から、将来に何が起こるか予測できない意味になった。正確な初出文献や成立時期は明確ではないが、古くから慣用的に用いられてきた表現である。

備考

「蛇」は通常「へび」だが、このことわざでは「じゃ」と読む。悪い結果に限らず、予想外で先の読めない展開を強調する表現で、やや改まった文章や語り口でも使われる。

例文

  • 新規事業が成功するか失敗するか、鬼が出るか蛇が出るかだ。
  • 初めての海外取引なので、契約交渉は鬼が出るか蛇が出るか分からない。
  • 最終回でどんな結末になるのか、鬼が出るか蛇が出るか楽しみだ。
  • 選挙の開票結果は、ふたを開けるまで鬼が出るか蛇が出るかである。
  • あの交渉相手は意図が読めず、会談の行方は鬼が出るか蛇が出るかだった。

類義語

  • 一寸先は闇
  • 蓋を開けてみるまでわからない
  • 何が起こるかわからない
  • 鬼か蛇か

対義語

  • 先の見通しが立つ
  • 結果が見えている
  • 予測がつく