魚は頭から腐る
読み方
うお は あたま から くさる意味
組織や集団の فساد・堕落は、末端の者よりも先に、指導者・上層部から始まるというたとえ。「頭」は魚の頭であると同時に、組織のトップや責任者を指す。問題が広がった原因を、上に立つ者の不正、怠慢、判断ミスなどに求めるときに使う。由来
魚は頭部から傷み始めるという観察を、組織のあり方にたとえた表現である。日本固有の古い故事として成立時期を特定できる資料は明確ではない。一方、英語の「A fish rots from the head down」など、ヨーロッパ諸語やトルコ語圏にも非常によく似たことわざがあり、海外のことわざが日本語として定着したものと考えられることが多い。日本で広く用いられ始めた正確な年代は不詳。備考
主に組織・会社・政治などの批判的な文脈で用いる。人そのものを「腐っている」と強く非難する響きがあるため、相手や場面には注意が必要。「頭」は組織の指導層を指す比喩である。例文
- 不祥事の原因を現場だけに押しつけてはいけない。魚は頭から腐るというように、まず経営陣の責任を検証すべきだ。
- この会社では管理職が規則を守らないため、部下の服務態度も乱れている。まさに魚は頭から腐る状態だ。
- 政治家の不正が相次げば、行政全体への信頼も失われる。魚は頭から腐ると言われないよう、指導者には高い倫理観が必要だ。
類義語
- 上梁不正下梁歪む
- 上が腐れば下も腐る
- 魚は頭より腐る
対義語
- 上梁正しければ下梁も正し
- 率先垂範