鶏が先か卵が先か
読み方
にわとり が さき か たまご が さき か意味
二つの事柄が互いに原因と結果の関係にあり、どちらが先に生じたのか、またどちらが根本的な原因なのかを簡単には決められないこと。物事の起源や因果関係をめぐる、答えの出にくい問いにもいう。由来
起源は日本固有のことわざではなく、古代ギリシア以来論じられてきた「鶏と卵」の因果関係の問題に由来する。紀元前4世紀ごろ、アリストテレスが著作『動物発生論』などで、卵と動物のどちらが先かという問題を扱ったとされる。日本ではその問いを「鶏が先か卵が先か」という形で定着させた。備考
主に、原因と結果が循環して優先順位を決めにくい状況をたとえる。生物学上の答えを問う表現というより、議論が堂々巡りになる場面で用いられることが多い。例文
- 新規顧客が増えないから広告費をかけられず、広告費をかけないから新規顧客が増えない。まさに鶏が先か卵が先かだ。
- 景気がよくなれば賃金が上がるのか、賃金が上がれば景気がよくなるのかは、鶏が先か卵が先かの議論になりやすい。
- 経験者を採用したいが、未経験者には経験を積む機会がない。鶏が先か卵が先かという難しさがある。
類義語
- 卵が先か鶏が先か
- 堂々巡り
- 循環論法